地形の記憶 / Memory of Topography
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
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春、桜
春、桜
春、桜
春、夜桜
春、夜桜
春、菜の花
春、菜の花
春、菜の花
春、藤棚
春、藤棚
春、藤棚
春、ラベンダー
春、ラベンダー
春、ツバメ
春、ツバメ
川とフナ
川とフナ
川とフナ
夏、棚田
夏、棚田
夏、ホタル
夏、サルスベリ
夏、サルスベリ
夏、綿毛(ワタゲ)
夏、綿毛(ワタゲ)
夏、飛蝗(ひこう)
夏、飛蝗(ひこう)
秋、棚田
秋、棚田
秋、棚田
秋、棚田
秋、キンモクセイ
秋、キンモクセイ
秋、紅葉
秋、紅葉
秋、ムクドリ
秋、赤とんぼ
秋、赤とんぼ
冬、粉雪
冬、粉雪
冬、粉雪
冬、吹雪
冬、吹雪
冬、椿
冬、椿
冬、椿
冬、椿
冬、ムクドリ
冬、ムクドリ
冬、ムクドリ
冬、ムクドリ
冬、ムクドリ+粉雪
冬、ムクドリ+粉雪
冬、北風
冬、北風
冬、北風
冬、北風
冬、粉雪+北風
冬、椿+北風
冬、椿+北風
冬、椿+北風
冬、ムクドリ+北風
冬、ムクドリ+北風
冬、梅
冬、梅
冬、梅
冬、梅+粉雪
冬、梅+粉雪
冬、梅+ムクドリ
冬、梅+北風
冬、梅+北風
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地形の記憶 / Memory of Topography
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
分け入ることのできる高低差のある空間で、悠久な里山の景色を描いている。
現実の時間の流れと共に、作品世界は移ろっていく。春まだ小さく青々しい稲は、夏頃には大きく成長し、秋頃には黄金色になるだろう。そして、現実の時間の流れとともに、昆虫や花々なども変わっていく。昆虫は人々の振舞いの影響を受けて動く。そして、人々が動き回ることで空気の流れが変わり、空気の流れによって稲や散る花びらの動きが変わる。
この作品は、1年を通して刻々と変わっていくが、毎年、ほとんど変わらず、悠久に続いていく。しかし、自然の景色が、同じようで、2度と同じではないように、作品の次の年の同じ時は、全く変わらない景色のようで、厳密には同じ絵ではない。つまり、今この瞬間は、二度と見ることができない。ほとんど変わらないが同じではない風景が、毎年、悠久に続いていく。
作品とそれを媒介するキャンバスが分離され、キャンバスが変容的なものになったことと、連続した動的なふるまいによる視覚的錯覚によって、身体ごと作品に没入し、人々は身体と世界との境界をも失っていくだろう。そして、一つの共通の世界が自分や他者の存在で変化していくことで、自分と他者が同じ世界に溶け込んでいく。