チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地 in サッポロファクトリー | teamLab / チームラボ

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チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地 in サッポロファクトリー
終了しました
2017.01.01(日) - 01.17(火)北海道, サッポロファクトリー
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作品

花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour / Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together – A Whole Year per Hour

空間には複数の季節が同時に存在し、それらがゆっくりと移り変わっていく。
花々は、移り変わっていく季節に合わせて、生まれる場所がゆっくりと移り変わっていく。

花々は生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、死んでいく。つまり、花は誕生と死滅を、永遠に繰り返し続ける。 人々がじっとしていれば、その付近の花々は普段より多く生まれ、咲き渡る。人々が花にふれたり、踏むと、いっせいに散って死んでいく。

時に、他の作品の境界を越え、他の空間に咲きわたるが、他の作品の影響で散ったり、死滅したりする。

春、国東半島の里山に訪れた際、山の中の桜やふもとの菜の花を見ているうちに、どこまでが人が植えたものなのか、どこまでが自生している花々なのか疑問に思った。そこは多くの花に溢れ、非常に心地よい場所だった。そして、その自然が、人の営みの影響を受けた生態系であることを感じさせる。どこまでが自然で、どこからが人為的なのか、境界が極めてあいまいなのだ。つまり、自然と人間は対立した概念ではなく、心地良い自然とは、人の営みも含んだ生態系なのであろう。そして、近代とは違った、自然に対して、人間が把握したり、コントロールしたりできないという前提の自然のルールに寄り添った人の長い営みこそが、この心地良い自然をつくったのではないだろうか。その谷間の人里には、以前の自然と人との関係が、ほのかに残っているように感じられ、コントロールできないという前提の下での、自然への人為とはどのようなものなのか、模索したいと思う。

追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 / Crows are chased and the chasing crows are destined to be chased as well, Division in Perspective – Light in Dark

7画面を立体的に配置したデジタルインスタレーション。

コンピュータ上の三次元空間に立体的に構築した世界を、我々が考える日本の先人達の空間認識の論理構造「超主観空間」によって、平面化し映像化にしている。 光の八咫烏が空間を飛び回り、その軌跡が光跡となり光の空間に描く書『空書』を描いている。烏が空中を互いに追い追われつつ、花となって散っていく。

日本のアニメが生んだ表現のひとつに、アニメーター板野一郎によって確立された「板野サーカス」というものがある。画面いっぱいに埋め尽くすほど大量に発射されたミサイル群が、まったく正しくないパースペクティブで描かれた(より人間がダイナミックさや迫力を感じるようにデフォルメされて描かれた)空間を乱れ飛ぶさまを、超高速のカメラワークによる視点の回り込み演出による映像美であるとされ、80年代以降のアニメーション表現に大きな影響を与えた。

本作品は、板野サーカスをオマージュし、二次元のアニメーションで行われていた空間のデフォルメを三次元空間で再現することによって、日本のアニメーター達が生んだデフォルメされた空間とは、どのような空間認識の論理構造であるか、それらは伝統的な日本の空間認識の連続性の中にあるのではないかという仮説の模索である。そして、デフォルメされた空間を三次元空間で再現することによって、平面化した時自由に横に広げ、実際の現実空間に再構築することを試みている。そして平面を分割し、分割された平面を現実空間に立体的に配置することによって、どのような体験になるかという実験でもある。

来場案内

会場情報

チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地 in サッポロファクトリー

会期

2017.01.01(日) - 01.17(火)

会期

2017年1月1日(日・祝)~2017年1月17日(火)

会場

第一会場: サッポロファクトリーホール
第二会場: サッポロファクトリールーム
札幌市中央区北2条東4丁目

時間

10:00〜20:00(予定)※最終入場は閉場時間の30分前
※混雑時は入場制限を行う場合があります

休館日

なし

料金

当日券:中学生以上: 1,200円(前売: 1,000円)、3歳~小学生: 700円(前売: 600円)
※お得な前売りチケット
・平日限定親子ペアチケット:1,200円(大人1名+子ども1名)(土・日・祝除く)、
・アフター5ペアチケット:午後5時以降入場可能: 1,600円(大人2名分)
※チケット取扱い
セブン-イレブン(050-219 WEB:http://7ticket.jp/s/050219)、チケットぴあ(Pコード:990-698)、ローソンチケット(0570-084-001 Lコード:12972)、スマートフォン・チケットDMM.com、HTBコーナー(札幌市中央区南3西4 さっぽろ地下街ポールタウン)、道新プレイガイド(札幌市中央区大通西3 道新ビル1F
※小学生以下は要保護者同伴
※団体料金は10名以上で前売り券と同料金。
※会場内の当日券販売所のみ身体障がい者手帳の所持者と介助者(1名まで)の料金は当日券の半額
※再入場は原則できません。
※各チケットは第一会場、第二会場共通券


主催

「チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地」札幌実行委員会

特別協力

サッポロファクトリー

協力

ぺんてる、札幌大同印刷、北海道シミズ

後援

札幌市、札幌市教育委員会
アーティスト
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チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.