Light Sculpture - Point
2014
Light Sculpture - Point は、点描の構造を、平面絵画から三次元空間の光の彫刻へと拡張する試みである。
絵画の点描では、個々の点が視覚混合によってひとつの像を結ぶ。Light Sculpture - Point では、その点を二次元の画面から三次元空間へと拡張し、光の点の集合によって立体物を生み出す。光の点は、空間に立ち上がる彫刻の構成単位となる。
光でできた彫刻は、固定された物体ではない。物質的な境界面を持たず、彫刻同士は互いに重なり合う。そして、人々の行為によって光の彫刻が生まれる。
作品空間は、あらかじめ完成されたものではない。人々が光の彫刻を生み出し、それらが集まり、重なり、影響し合い、消え、また生まれることで、作品空間そのものが生成され続ける。鑑賞者は、この彫刻群を外から眺めるのではない。彫刻の内部に入り込み、自らの身体をもって、その生成し続ける彫刻群を経験する。
Light Sculpture - Point は、彫刻を、固定された物体から、身体・他者・時間・他の光の彫刻との関係の中で生成し続ける、境界のない彫刻空間へと拡張する試みである。
FEATURED WORKS
teamLab, 2018, Interactive Installation, Endless, Sound: teamLab
点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で立体物を創っている。光の彫刻群が、無限に広がる。
人々がスマートフォンから自ら選んだ星を投げ込むことで立体物が生まれ、それらの群によってこの作品空間は創られていく。空間に出現した星は互いに影響を受け、また、投げ込んだ場所や人々の存在にも影響を受ける。
この作品は人々によって刻々と創られていきながら、永遠に変化していく。
チームラボクリスタルツリー / teamLab Crystal Tree
teamLab, 2013-, Interactive Installation of Light Sculpture, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
人々が自身のスマートフォンから、好きなオーナメントを投げ込むことで、光の点の集合でできた巨大な立体のオーナメントが出現する。設置されたタブレットに触って、実際のツリーを動かすこともできる。
この作品は人々によって刻々と創られていきながら、永遠に変化していく。
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation + Light Sculpture, Endless, H: 19800 mm W: 15000 mm D: 15000 mm, Sound: Hideaki Takahashi
上空のシリンダーでは、鳥群が空間を自由無礙に飛び回る。
リンクでは、数万匹の魚群が、リンクの上に立つ人々のふるまいの影響を受け、また上空の鳥群の影響を受けて泳ぐ。リンクの上で人々はそれぞれ色を持つ、そして、近くの魚はその色に染まっていく。
数千から数万の魚や鳥の群れの動きは、美しく神秘的で、まるで一つの巨大な生命体のようにも見える。群れには、リーダーもいなければ意思疎通もなく、となりの仲間が動くと自らも動くというような単純な規則で動いているとされている。しかし、数百匹や数百羽の群れでほぼ同時に起こることの生理学的なメカニズムは謎に包まれている。そこには、人間がまだ理解していない普遍的原理の存在があるかのように感じる。何にせよ、群れによる彩色には、全体としての意思はない。人々の存在の影響を受けながら、一匹一匹や一羽一羽がプリミティブな規則で動くことで、平面は、意図のない複雑で美しい彩色となる。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
teamLab, 2016, from the series <span style="font-style: italic">teamLab Crystal Tree</span>, 2013-, Interactive Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
人々がスマートフォンから炎を投げ込むと、炎は一段と強くなる。
炎は、物質ではなく、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、物質ではなく、燃焼と呼ばれる化学反応を見る時の私たちの感覚的な経験である。人々は、感覚的な経験である炎をひとつの物体のように認識し、時にはそこに生命を感じる。
多くの炎は、外側が赤色で、内側が強く明るい白色、中心部が暗い色、というように、外側から中心に向かって色の階層があるように見える。生卵も、外側の殻が白、内側が透明、中心部が黄色であるが、3次元の立体物であるため、外からは殻の白しか見えない。3次元の立体物である炎が、2次元の絵画であるかのように色の階層が見えるのは、卵と違い、光でできた立体物であるためで、内側の強く明るい白色は、外側の赤色と混じっても白色である。そのため、3次元の立体物である炎は、どこから見ても、色の階層がある平面の絵画であるかのように見える。
立体物である炎を、光の点の集合で創ることによって、3次元の立体物である炎の彫刻は、立体と平面の間を行き来する。
クリスタル ユニバース / Crystal Universe
teamLab, 2015, Interactive Installation, Endless, Sound: teamLab
点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で立体物を創っている。
人々がスマートフォンから自ら選んだ星を投げ込むことで立体物が生まれ、それらの群によってこの作品空間は創られていく。空間に出現した星は互いに影響を受け、また、投げ込んだ場所や人々の存在にも影響を受ける。
この作品は人々によって刻々と創られていきながら、永遠に変化していく。