Walk, Walk, Walk Home

teamLab, 2021, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka

Walk, Walk, Walk Home

teamLab, 2021, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka

新型コロナによって世界中が分断していく中、家に閉じこもっていなければならないときであっても、自分の存在が世界とつながっている実感のために、そして、世界がつながっていることを祝福するためにこのプロジェクトをはじめた。

あなたの家のテレビがアートになる。家で鑑賞し、家で参加し、そして世界とつながっていく。そして、GINZA 456の地下は、世界とつながった人々によって創られた巨大な作品空間となる。
あなたが描いたキャラクターは、世界中の人々が描いたキャラクターと、ひとつなぎの列になって、世界中のテレビの中を歩きはじめる。また、GINZA456の地下を等身大で歩いていく。

世界中のどこにいようとも、紙にキャラクターを描いて写真を撮ったり、スマートフォンやPCでキャラクターを描いて、アップロードすると、世界中の人々が描いたキャラクターと一緒に、GINZA 456の地下の空間でリアルタイムに歩き出す。
キャラクターに触れると、キャラクターは反応し、時には立ち止まる。
新たなキャラクターが歩き出す時、そのキャラクターが描かれた場所の町の名前が表記される。

そして、家では、YouTubeの中でリアルタイムに歩き出す。家のテレビをYouTubeにつなげると、家のテレビがアートになる。

禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。あなたが描いたキャラクターは、いろいろなものに対峙していきながら、世界中の人々が描いたキャラクターと、ひとつなぎの列となって終わりなく歩き続ける。

新型コロナが終焉するまでに世界中の人々が家で描いたキャラクターは、新型コロナが終焉した時、世界中のいくつかの場所で歩き続けるだろう。そして、未来永劫、そのひとつなぎの列は、人々がこの時代を忘れないものとするための作品となって、永遠に歩き続けるだろう。