増殖する生命 / Ever Blossoming Life – Gold
teamLab, 2014, Digital Work, Endless
花は生まれ、成長し、咲き、散り、枯れていく。花々は、誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。
作品はリアルタイムに描かれ続け、全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は、二度と見ることができない。
花々の咲く場所は移ろい、個々の花には絶えず変化が起き続けている。しかし、花々がつくる全体は定常状態を保ち、そのことによって、ひとつの存在としての同一性は維持される。これは、物体が変化しないことで同一性を維持することとは異なる。本作は、固定された像ではない。変化し続けながらも、全体として定常状態を保つことで、絵画としての同一性が維持される、永遠の生成の場である。
「超主観空間」によって描かれたこの絵画は、画面を境界として、作品世界と鑑賞者のいる空間を分断しない。作品世界は、鑑賞者の身体がある空間と境界なく連続し、視点は一点に固定されず、自由になる。鑑賞者は視線を自由に動かすことで、時間とともに変化していく作品世界をそのつど再構成し、自らの中に絵画世界をつくり上げていく。