無数の光の塊の球体群と闇の塊の球体群。
1つ1つの光の球体は、光が凝固したかのように、空間上にはっきりと知覚されるにも関わらず、物質的な境界面はない。球体と身体との境界の認識は曖昧である。
視野を広げると、闇が凝固したかのような、青紫色の闇の球体も現れはじめる。
人々が光の球体に触れようとすると、球体は強く輝き、周辺の球体も、次々と呼応し、連続していく。また、《共鳴する茶》が強く輝くと、その周辺の球体も、次々に呼応していく。
この宇宙では、光は凝固せず、光だけの塊は存在しない。つまり、この光の球体は、あなたの認知上に存在する。
そして、作品はそれ自体では存在できず、環境がつくる現象が、作品の存在である。
存在とは何かを問う。