大池に浮遊する呼応するランプ

teamLab, 2019, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

大池に浮遊する呼応するランプ

teamLab, 2019, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

大池に浮かぶランプは、それぞれ自律し浮遊している。
人がランプの近くで立ち止まっていると、もしくは風に吹かれて傾くと、強く輝き音色を響かせる。そのランプの光は、隣のランプに次々と伝播し、音色を響かせながら、連続していく。伝播していく光は、必ず、全てのランプを一度だけ強く輝かせ、全てのランプに伝播し、池の中央に浮かぶ小島の木々に連続していく。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を感じるだろう。

光は、伝播していく距離の合計が最短になるように伝播する。つまり、ランプの光は、全てのランプを1度だけ通る最短の一本の光のラインとなる。浮遊するランプは、それぞれ刻々と場所を変えていく。伝播する光の距離の合計が常に最短となるため、同じランプが起点となって輝きはじめても、光の経路は刻々と変わっていく。

ランプは、風が静かで人々が近くにいない時、ゆっくりと明滅をはじめる。