この滝は、みんなの描いた粒によってできている。
紙に自由に絵を描く。すると、描いた絵が粒となってたくさん流れ落ちて滝となる。やがて、他の人が描いた粒と混じって落ちてくる。そして、地形に沿って流れ込んでいく。
粒は、1粒だとボールのように跳ね返えるが、たくさん集まると水のようにふるまう。粒は、バラバラにばらけるとまたボールのようにふるまう。
水の分子は、水分子1つでは液体にならない。水という液体になるためには、水分子がたくさん集まることが必要だ。
水分子は磁石のような働きを持っているため、水分子間がつながり、水分子の集合(水クラスター)が形成される。水クラスターは極めて寿命が短く、絶えず生まれたり壊れたりしていると考えられている。つまり、非常に動的な構造をしているのだ。そのため、水は様々な形に変化できる。
この世界の大半のモノや生物は、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れる。