点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で立体物を創っている。光の彫刻群が、無限に広がる。
渦潮の中に人が入っても、渦の存在は維持されるように、点群が、空間的、時間的に離れていても、点群に連続性や構造が形成された時、一つの存在として認識されるのではないか、そして、人がその存在の中に入っても、存在が維持されるのではないか。その時、その存在は、人と一体となる彫刻となりえる。
人々がスマートフォンから自ら選んだ構成要素を投げ込むことで立体物が生まれ、それらの群によってこの作品空間は創られていく。空間に出現した構成要素は互いに影響を受け、また、投げ込んだ場所や人々の存在にも影響を受ける。
この作品は人々によって刻々と創られていきながら、永遠に変化していく。
2013年から続く「Light Sculpture - Point」シリーズ。