ミッション【宇宙×芸術】- コスモロジーを超えて | teamLab / チームラボ

メイン画像
ミッション【宇宙×芸術】- コスモロジーを超えて
終了しました
2014.06.07(土) - 08.31(日)東京, 東京都現代美術館
メイン画像
ミッション【宇宙×芸術】- コスモロジーを超えて
終了しました
2014.06.07(土) - 08.31(日)東京, 東京都現代美術館

作品

冷たい生命 / Cold Life

本作品は「生命は生命の力で生きている」(2011年)の表面を剥がし、その構造を明らかにしている。
コンピュータでは、三次元の物体の形状を、網目状の線の構造で記述された抽象的で高次の情報で表現される。三次元で描かれているものは、その表面を剥ぐと、網目状の線の集合でできている。表面を剥いだ状態、つまり構造で記述された抽象的で高次の情報の状態のままで表現している。
自然の恵みも脅威も、そして文明の恵みも脅威も、連続的でつながっている。どこかに絶対的な悪意が あるわけでもなければ、かといって綺麗ごとでもすまされない。わかりやすい解などないし、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況においても“生きる”それを全部肯定したい。生命はうつくしい。
チームラボが設立以来取り組んでいる空間に書く書『空書』。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し、蝶や鳥、花などの動植物が宿り、移り変わる季節とともに生命の営みを表現した。「山川草木悉皆成仏(生きとし生けるものすべてに仏性はやどる)」から、禅においては、何ものにも囚われる事のない、自然でありのままの姿こそが仏であると考える。現代に生きる我々の考える生命の心をかたちにした。

脊振ILCハイスクール! / Sefuri ILC High school!

素粒子実験施設「ILC(国際リニアコライダー)」(※1)の招致を目指す福岡県と佐賀県からの依頼のもと、チームラボが制作したプロモーション動画を2013年4月19日より、Youtubeなどインターネット上の動画サイトにて公開します。“脊振ILCハイスクール!”は、福岡県と佐賀県の協力のもと制作されたILCのプロモーション映像です。本編映像内にある素材は、BGMも含め、フリー素材としてWeb上に公開します。 素粒子物理学の巨大実験研究施設であるILCの仕組みを、早稲田大学系属 早稲田佐賀中学校・早稲田佐賀高等学校の学生たちによるミュージカル風の映像で説明しています。
1:素粒子物理学の仕組みを、現役高校生たちがミュージカルで説明
「ILC」で衝突実験を行う陽電子と電子を擬人化して、ミュージカル風にその仕組みを説明。現役の女子高生たちが、電子と陽電子の加速と、最終的な衝突を、学園ドラマに置き換えて描いています。

2:アニメと融合した実写映像
高品質なハイビジョン機材で撮影された福岡・佐賀両県の美しい光景、元気な女子高生たち、キャッチーなメロディ、高い作画力に支えられたアニメなどがさまざまなコミュニティの感性に訴えかけます。

3:素材は著作権フリー。
二次創作を歓迎 本編映像内にある素材は、BGMも含め、フリー素材としてWeb上に公開します。一つの映像が、さまざまな人々の手により、それぞれのクリエイティブの姿に形を変えていく可能性を歓迎しています。

4:多彩なクリエイターが参加
仕込みiPhoneのパフォーマンスで世界的に注目を集めている「森翔太」をはじめ、楽曲、振り付け、アニメーションなど、さまざまなクリエイターが、それぞれのパートで参加しています。300秒足らずの本作ですが、撮影されたカット数はなんと200カット以上、膨大な撮影シーン、衣装、小道具、モーショングラフィックス、アニメーションなどほん数秒のシーンにも、制作チームのこだわりが盛り込まれています。

5:映像『脊振ILCハイスクール!』全編をGIF化
『脊振ILCハイスクール!』の全編をGIF化した特設ページ(Tumblr)を公開。

※1 素粒子物理学の巨大実験研究施設。電子と陽電子を光に近い速度でぶつけてビッグバン直後の状態を再現し、宇宙の謎などを解明する世界最大の実験装置。福岡・佐賀県境にある「脊振(せふり)山地」が建設候補地となっています。

来場案内

会場情報

ミッション【宇宙×芸術】- コスモロジーを超えて

会期

2014.06.07(土) - 08.31(日)

開館時間

10:00〜18:00 (入場は閉館の30分前まで)
※7月18日、25日、8月1日、8日、15日、22日、29日は21:00まで

休み

月曜日(7月12日は開館)、7月22日

主な参加作家

(HPより)
逢坂卓郎、大平貴之、木本圭子、森脇裕之、名和晃平、鈴木康広、チームラボ、ARTSAT :衛星芸術プロジェクト、oblaat(谷川俊太郎、三角みづ紀、最果タヒ、穂村弘)、松本零士、SPACE FILMS、なつのロケット団、スペースダンス・イン・ザ・チューブ、イ・ヨンジュン、ユリウス・フォン・ビスマルク ほか

アクセス

住所

東京都現代美術館 アトリウム、他
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
アーティスト
logo
チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

特別協賛

株式会社DMM.com

協力

ソニー株式会社、株式会社プリズム