チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯 | teamLab / チームラボ

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2020.11.10(火) - 2021.11.09(火)九州, 武雄温泉, 御船山楽園
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歴史と森のサウナとアートの新しい体験

サウナシュラン2019・2020・2021の三年連続で日本一のグランプリを獲得した、御船山楽園ホテル「らかんの湯」とチームラボのアート群による新しい体験。

「御船山楽園ホテル」や「竹林亭」の宿泊のお客さま以外にも、サウナとアートの新しい体験ができる御船山楽園ホテル「らかんの湯」の日帰り入浴とチームラボによる廃墟のアート群(※1)のセットチケットを販売しています。また、入浴なしで作品だけ見ることができるチケットもあります。

(※1)森と庭での展示「チームラボ かみさまがすまう森」の作品群は見られません。「チームラボ かみさまがすまう森」は毎年7月から11月に開かれます。

展覧会コンセプト
樹齢3000年の神木の森の中に、1300年前に行基(※日本のサウナ(風呂)のはじまりと行基)が彫った五百羅漢の洞窟がある。そのほとりにある歴史と森のサウナ(温冷交代浴)で脳を開き、どこまでも広がっていく身体感覚で、遺跡が点在する森の中の廃墟のアート群の中で佇む。 心と身体と環境が、自分という存在の全体性であることに気付き、歴史と自然の一部となり、長い時間と世界に再びつながる。

廃墟のアート群のコンセプト:異なる時空が交差する場
1845年(江戸後期)に50万平米にも及ぶ敷地に創られた御船山楽園。敷地の境界線上には、日本有数の巨木である樹齢3000年以上の神木の大楠があり、庭園の中心には樹齢300年の大楠がある。そのことからわかるように、古来より大事にされてきた森の一部を、森の木々を生かしながら造った庭園であることが想像できる。庭園と自然の森との境界は曖昧で、回遊していく中でいつのまにか森に入り込んだり、けもの道に出くわしたりする。

森の中には、超自然的に積み重なった巨石の磐座(いわくら:日本に古くからある自然崇拝(アニミズム)の一種)であったであろう祠がまつられている。7世紀頃、日本独特の山岳宗教を創始した役の行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)が、屏風岩(びょうぶいわ)全面に彫ったとされている高さ23mの巨大な不動尊像が、御船山の岩壁にある。また、後に奈良の大仏をつくる名僧行基が、約1300年前に御船山に入山し五百羅漢を彫ったとされており、森の中の洞窟の岩壁には、行基が直接彫ったと伝えられる仏が今も残る。森の境界には、塚崎城石門という城跡などもあり、森や森の境界には、様々な遺跡が残る。

我々は、長い長い時の境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。しかし、日常では、なかなかそれを知覚することが難しい。人間は、自分の人生より長い時間を認知できないのだろう。時間の連続性に対して認知の境界があるのだ。

樹齢3000年以上の木が存在する森は、全く知覚できないほどのゆっくりとした時間の流れで日々変化し、そして、それを毎年繰り返しながら、果てしない長い時間が積みあがった空間である。森や森の境界に点在する様々な時代の遺跡や、江戸時代に作られ今なお続く庭園は、また、それぞれ異なった時空を持つ。そして、庭園の中の廃墟の湯屋は、近代につくられたものが、わずかに時代が変わったことで使われなくなった、まるで時間が止まったような時空である。

様々な時空を持つ御船山楽園にある廃墟の中で、それらとはまた時空が異なる存在の作品群を創ることで、時間の連続性に対する認知の境界を超えて、様々な時空が交差し重なり合う場を創ろうと思う。

日本のサウナ(風呂)のはじまり:行基と施浴
御船山で五百羅漢を彫った行基は、奈良時代の僧である。後に日本で初めて最高位である大僧正になり、奈良の大仏を造る。奈良の大仏が造られた東大寺には、大湯屋と呼ばれる民衆が入れる温室(サウナ)や浴室(洗い場)があり、それが、はじめての功徳風呂(施浴、庶民に施す風呂)で、都市部での風呂のはじまりだと言われている。当時の風呂とは、蒸し風呂(サウナ)のことである。

当時の日本は、仏教の教えを下敷きに国家体制の安定化を図り、各地に寺院を建設した。そして仏教を各地に普及させる役割を担った寺院にとって、功徳湯は民衆の支持を得る重要な施策となり、やがて東大寺以外の多くの寺院でも功徳湯が行われるようになっていったとされている。

施浴の起源は、光明皇后(701 - 760)にあると伝えられている。33年先に生まれた同時代の行基にも、光明皇后の立願施浴と同じような内容の施浴伝説が伝承されている。日本に現存する最古のサウナの一つである「塚原のから風呂」は、奈良の大仏を造る以前に、全国を修行していた行基が人々の病気を治すことを誓願し建立したとされている。そのことから推測するに、行基は、風呂(サウナ)を人々に広めた第一人者とも言える。そして、風呂(サウナ)によって人々が寺に集まり、そのことによって仏教が広まり、国家が成立していったとも言えるかもしれない。

参考:
銭湯検定公式テキスト1
行基
国家の成立にも深くかかわった日本の風呂 | March 2019 | Highlighting Japan
【東大寺大湯屋】かつて僧侶らが身を清めるために使用した「お寺のお風呂」
塚原のから風呂

アートとサウナの歴史的背景:淋汗茶の湯
行基が活躍した奈良時代に始まった施浴の習慣は、鎌倉時代に入ってもっとも盛んになり、室町時代に入っても、幕府や寺院により施浴の習慣は受けつがれます。
さらに、施浴の習慣は個人にも広まります。このころから、人を招いて遊ぶことを、「風呂」というようになり、入浴(当時は蒸し風呂、つまりサウナ)はさまざまな趣向がこらされ、浴後には茶の湯や、酒食がふるまわれました。これがいわゆる「風呂ふるまい」です。

室町時代(1336-1573)中期、風呂上がりの客人に茶をふるまう茶の湯を「淋汗茶の湯」と呼び、書院茶などと同じように、風呂場にも絵や香炉、花入、掛軸などを飾り、風呂上りに闘茶を行い、多くの見物人が現れたといいます。
「淋汗茶の湯」はいわゆる婆娑羅(ばさら)趣味として、奈良の興福寺を中心に国内で広く行われていました。

当時の風呂とは蒸し風呂のこと、つまり現在のロウリュウサウナ(熱したサウナストーンに水をかけるサウナ)のようなもの。日本では古くから、サウナに入りアートを見て、茶を飲む行為を文化的な遊びとして楽しんでいたのです。

さて、婆娑羅とは、日本の中世、主に室町時代初期(南北朝時代)の社会風潮や文化的流行をあらわす言葉です。身分秩序を無視して実力主義的であり、貴族といった名ばかりの時の権威を軽んじて嘲笑・反撥し、奢侈で派手な振る舞いや粋で華美な服装を好む美意識でもあり、後の戦国時代における下克上の風潮の萌芽ともなった文化でした。

千利休(1522~1591)の師の師とも言える、「侘び茶」の祖・村田珠光(1422~1502)も若かりし頃、「淋汗茶の湯」に夢中になっていたとも言われています。そして、後に大徳寺の一休宗純(一休さん!)に学び「茶禅一味(茶道と禅とは一体である)」の境地に達し,「佗び茶」を創始したのです。そして「淋汗茶湯」の中心人物であった古市胤栄、古市澄胤兄弟が村田珠光の弟子になることで、「淋汗茶湯」は「佗び茶」へと変わっていきます。

参考サイト:
東京都浴場組合ホームページ
茶道本舗 和伝.com / ■はじめての茶道■_◆茶道の歴史◆_四、喫茶の多様化_[室町時代/前期]
茶の湯の歴史

アート作品

グラフィティネイチャー - 廃墟の湯屋に住む生き物たち、レッドリスト / Graffiti Nature - Living in the Ruins of a Bathhouse, Red List

みんなが描いた様々な生き物たちが、御船山楽園内の廃墟となった湯屋に、生息している。紙に生き物の絵を描くと、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前に現れ動き出す。 生き物たちは、他の生き物を食べたり、他の生き物に食べられたりしながら、共に1つの生態系を作っている。あなたが描いて生まれた生き物は、他の生き物を食べると増えていく。逆に、しばらく他の生き物を食べられないと死んでいなくなる。 また、他の生き物に食べられるといなくなる。
サンショウウオはヘビを食べ、ヘビはトカゲを食べ、トカゲはカエルを食べ、カエルは蝶を食べそれぞれ増えていく。また、蝶は、花が咲いている場所で増えていく。花は、人々がじっとしているとたくさん咲いていく。逆に、人々が踏んで歩き回ると散ってしまう。そしてサンショウウオは、人にたくさん踏まれると死んでしまう。
レッドリスト(Red List)とは、国際自然保護連合による、絶滅の危機を調べた生物種のデータベース。この作品には、絶滅のおそれがある生き物をはじめ、レッドリストに登録されている様々な野生生物が登場する。

廃墟の湯屋のメガリス / Megaliths in the Bath House Ruins

異なる時空の塊(メガリス)が、廃墟の湯屋に群立する。
廃墟の湯屋の周辺の森は、樹齢3000年の木が存在する森で、全く知覚できないほどのゆっくりとした時間の流れで日々変化し、そして、それを毎年繰り返しながら、果てしない長い時間が積みあがった空間である。森に点在する様々な時代の遺跡や、江戸時代に作られ今なお続く庭園は、また、それぞれ異なった時空を持つ。廃墟の湯屋は、近代につくられたものが、わずかに時代が変わったことで使われなくなった、まるで時間が止まったような時空である。そして、この群立するメガリスも、また異なる時間の流れを持つ時空が圧縮された塊である。ここでは様々な時空が交差し重なり合う。

それぞれのメガリスは、付近に同じように群立するメガリスと時空が繫がっている。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間は2度と見ることができない。

この廃墟の湯屋にあるメガリスには、以下の作品が存在する。

・花と人
1時間を通して、1年間の花々が咲いていく。花々は生まれ、咲き、散り、枯れて死んでいく。つまり、花は誕生と死滅を繰り返す。人々が近くで動きまわると花々は散っていき、じっとしていると花々は普段より多く生まれる。

・憑依する滝群
人々がメガリスに近づくと水の流れが変化していく。作品は、人々のふるまいの影響を受けながら、変容し続け、また、他の作品に影響を与える。例えば、水の流れは、「花と人」の花々を散らせ、花々を咲かせない。
水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合をチームラボが考える「超主観空間」によって平面化し滝を描いている。

遺跡

チームラボについて
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、オーストラリア国立美術館(キャンベラ)、アモス・レックス(ヘルシンキ)、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)などに収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

ティーハウス

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EN TEA HOUSE - 応灯楼
《呼応するランプの森とスパイラル》が広がるロビーにあるティーハウス。
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サウナ
御船山楽園ホテルのサウナ「らかんの湯
完全予約制/定員制

御船山楽園ホテルの大浴場が、男性大浴場・女性大浴場共に2024年に全面リニューアルいたしました。
男性大浴場には、セルフロウリュ(御船山の天然水と佐賀嬉野産ほうじ茶)を楽しめるドライサウナと16度に冷却した温泉水を使った水風呂、御船山の自然を感じながらの大露天風呂、外気浴スペースを備え、女性大浴場には、セルフロウリュ(御船山の天然水)とキューゲル(サウナストーブに乗せて香りを愉しむアロマボール)を楽しめるドライサウナと17度に冷却した温泉水を使った水風呂、スチームサウナ、御船山の自然を間近に感じながらの露天風呂、外気浴スペース、喫茶スペース(自家製プリンやデトックスウォーターなど)を備えています。
御船山の自然を愛でながらのご入浴、ごゆるりとお愉しみください。

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会場情報

チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯

会期

2020.11.10(火) - 2021.11.09(火)

時間

アート展 開催時間
11:00-22:00
* 最終入場は21:30まで

「らかんの湯」日帰り入浴 ご利用時間
予約制/定員制

1部 8:00 - 10:30(男性15名/女性10名)* 1部は男湯・女湯 入れ替えでのご入浴となります。
2部 15:00 - 17:30(男性15名/女性10名)
3部 17:30 - 20:00(男性15名/女性10名)
4部 19:30 - 22:00(男性15名/女性10名)
5部 21:30 - 24:00(男性15名/女性10名)
* アート展はお好きな時間に入場いただけます。
* 中学生以下は「らかんの湯」日帰り入浴はご利用頂けません。
* 同性4名以上のグループでのご利用はお断りしております。
* お電話又は公式チケットサイトからご予約ください。

御船山楽園の庭園 開園時間
季節によって異なります。詳しくは御船山楽園公式ウェブサイトをご確認ください。

アクセス

住所

御船山楽園
佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
電車のご利用
JR博多駅より: JR九州特急にてJR武雄温泉駅(1時間10分)下車。JR武雄温泉駅からタクシー(5分)またはJRバス(8分)。 JR新大村駅より: JR西九州新幹線にてJR武雄温泉駅(15分)下車。JR武雄温泉駅からタクシー(5分)またはJRバス(8分)。 JR武雄温泉駅より: タクシー(5分)またはJRバス【武雄温泉駅 - 嬉野温泉行き】(8分)にて御船山楽園 下車。
空港のご利用
長崎空港より 御船山楽園まで:車で40分。 新大村駅まで:乗り合いタクシー「おおむらかもめライナー」(15分)。または長崎県営バスで植松東下車(11分)。 福岡空港より 御船山楽園まで:車で1時間10分。 JR博多駅まで:福岡市地下鉄空港線(6分)。または快速西鉄バス(10分)。 佐賀空港より 御船山楽園まで:車で50分。または乗り合いリムジンタクシー(1時間)。

お問い合わせ

チケットに関するお問合せ

電話

御船山楽園ホテル

0954-23-3131

注意事項

・入場について
混雑状況に応じて、入場を規制させていただきます。時間に限りがありますので、予定人数を超えた場合、ご来場いただいてもご入場いただけない場合もございます。

・車椅子、ベビーカーについて
園内および館内は、車イスやベビーカーでのアクセスが難しい作品がございます。車いすやベビーカーでは以下の作品をご鑑賞いただけます。
「森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク」

・貴重品について
貴重品は各自の責任にて管理をお願い致します。万一、盗難・紛失が発生した場合、主催者は一切責任を負いません。

・怪我について
園内で発生した事故は主催者は一切責任を負いません。

・ゴミについて
環境保全のため園内にごみ箱の用意はございません。ゴミは各自お持ち帰りくださいますようご協力ください。

・タバコについて
園内は火気厳禁となっております。全面禁煙のご協力をお願い致します。

・服装について
園内には急勾配の坂や階段、悪路がございますので、安全のため動きやすい服や靴でご来場ください。

・ペットについて
小型犬を含むペット同伴でのご入場はお断りさせていただいております。

・映像、写真撮影について
フラッシュ撮影、および園内でのドローンの使用は禁止されております。三脚の使用も、他のお客様の妨げとなりますのでお控えください。

・その他
主催者による撮影の際に、ご来場者さまが撮影の対象になる場合がございます。撮影素材は、報道、広告宣伝、プロモーションなどに使用される場合がございますので、予めご了承ください。

<らかんの湯 ご利用上の注意事項>

* 男女大浴場脱衣室に貴重品ボックスを完備。リストバンドの紛失にご注意ください。
* 貸切ではございません。
* 駐車場所は御船山楽園駐車場又は御船山楽園第2駐車場をご利用ください(駐車場無料)

また、当施設は、下記のお客様の日帰り入浴でのご利用をお断りしておりますので、あらかじめご了承ください。
* 同性での4名以上のグループでのご利用
* 中学生以下の日帰り入浴
* 暴力団関係者、反社会的団体組織関係者と認められる方
* 入れ墨を入れてる方
* 泥酔された方(過度の飲酒をされている方)
* 大声を出される方
* 皮膚疾患、その他伝染病の恐れのある方、医師に入浴を禁じられている方
* 発熱や強いだるさを感じる方、咳、呼吸困難などの呼吸器症状のある方、その他、体調の優れない方
* 他のお客様のご迷惑となる行為や、危険と思われる行為、不衛生な行為をされる方
* 当施設をご利用いただくのに相応しくないと認められる方

主催

御船山楽園・チームラボ