チームラボ 高知城 光の祭

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2019.11.08(金) - 2020.01.13(月)高知, 高知城
高知城及び高知公園内は暗く、足場が不安定な箇所がございます。 安全のため動きやすい服や靴でご来場ください。
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2019.11.08(金) - 2020.01.13(月)高知, 高知城
高知城及び高知公園内は暗く、足場が不安定な箇所がございます。 安全のため動きやすい服や靴でご来場ください。

チームラボ 高知城 光の祭

高知城は、1601年から約10年の歳月をかけて築かれました。その後、火災にあいながらも江戸時代中期には創建当初の姿で再建されました。日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する貴重な城です。

チームラボは、「Digitized City」というアートプロジェクトを行っています。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、街を物理的に変えることなく「街が街のままアートになる」というプロジェクトです。

「チームラボ 高知城 光の祭」では、江戸時代の姿を今に伝え、現在も高知の街の象徴である高知城を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変えます。

作品

Black Waves of Kochi Castle (展示期間: 2019年11月8日~12月19日)

高知城は、日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する城。その本丸と二ノ丸を結ぶ渡り廊下の襖に、波を描いたインスタレーション作品。

波はコンピューター上の空間で、三次元上の水の動きをシミュレーションし構築している。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。そして、立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し映像作品にしている。

前近代の日本の絵画では、川や海など水は、線の集合として表現されることが多い。そして、その線の集合はまるで生き物かのようにどこか生命感を感じる。前近代の人々らには、実際、古典的な日本の絵画(川や海などで言うならば、まるで生き物のように見える線の集合)のように、世界が見えていたのではないだろうか。

「なぜ、前近代の人々が川や海そのものに生命を感じていたかのようなふるまいをしていたのか?」、そして、「なぜ、彼ら自身も自然の一部であるかのようなふるまいをしていたのか?」という疑問へのヒントが、それらの絵画表現の中にあるように感じる。

もし、ビデオカメラで切り取った本物の波よりも、本作の波の方に、より鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚、もっと大胆に言えば、その線の集合にすら生命体だと感じ、まるで鑑賞者が波に憑依するかのような体験をするならば、前近代的な日本の「世界の見え方」と、そこから発生する「世界に対するふるまい」とのつながりが見えてくる。

自然とは観察の対象ではなく、「自分自身も自然の一部である」と考えていたかのようなふるまいは、単に、かつての人々の見え方が、川や海のような自然の一部を生命体のように見せ、自然の一部にすら憑依させてしまいやすい見え方だったからではないだろうか。つまり、自然と自分との境界がないような感覚になりやすい見え方だったからではないだろうかと思うのだ。

Waves of Light of Kochi Castle (展示期間: 2019年12月20日~2020年1月13日)

高知城は、日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する城。その本丸と二ノ丸を結ぶ渡り廊下の襖に、波を描いたインスタレーション作品。波はコンピューター上の空間で、三次元上の水の動きをシミュレーションし構築している。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。そして、立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し映像作品にしている。
前近代の日本の絵画では、川や海など水は、線の集合として表現されることが多い。そして、その線の集合はまるで生き物かのようにどこか生命感を感じる。前近代の人々らには、実際、古典的な日本の絵画(川や海などで言うならば、まるで生き物のように見える線の集合)のように、世界が見えていたのではないだろうか。「なぜ、前近代の人々が川や海そのものに生命を感じていたかのようなふるまいをしていたのか?」、そして、「なぜ、彼ら自身も自然の一部であるかのようなふるまいをしていたのか?」という疑問へのヒントが、それらの絵画表現の中にあるように感じる。 もし、ビデオカメラで切り取った本物の波よりも、本作の波の方に、より鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚、もっと大胆に言えば、その線の集合にすら生命体だと感じ、まるで鑑賞者が波に憑依するかのような体験をするならば、前近代的な日本の「世界の見え方」と、そこから発生する「世界に対するふるまい」とのつながりが見えてくる。 自然とは観察の対象ではなく、「自分自身も自然の一部である」と考えていたかのようなふるまいは、単に、かつての人々の見え方が、川や海のような自然の一部を生命体のように見せ、自然の一部にすら憑依させてしまいやすい見え方だったからではないだろうか。つまり、自然と自分との境界がないような感覚になりやすい見え方だったからではないだろうかと思うのだ。

会場マップ

来場案内

会場情報

チームラボ 高知城 光の祭 2019-2020

会期

2019.11.08(金) - 2020.01.13(月)

開館時間

17:30 – 21:30(最終入場21:00)

料金

展覧会入場券:
<前売券>
全国のコンビニエンスストアほか。
(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)
※コンビニエンスストアは共通番号。
(商品番号)0252237
(商品名)チームラボ 高知城 光の祭 前売券
(販売期間)2019年10月15日(火)~11月7日(木)

<当日券>
現地販売、全国のコンビニエンスストアほか。
(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)
※コンビニエンスストアは共通番号。
(商品番号)0252238
(商品名)チームラボ 高知城 光の祭 当日券
(販売期間)2019年11月8日~2020年1月13日(月・祝)

天守入館券:
・当日現地販売のみ

チケットの購入方法は、詳しくは高知県観光キャンペーンサイトをご覧ください。

お問合せ

チームラボ 高知城 光の祭 コールセンター
電話 088-854-7100   10:00 - 18:00 (2019.10.1 - 2020.1.13)

アクセス

住所

高知城・高知公園
高知県高知市丸ノ内1丁目2−1
<お車をご利用のお客さま> 高知ICから車で約15分、JR高知駅から車で約10分 ※駐車場は高知公園駐車場及び周辺有料駐車場をご利用ください。 <電車をご利用のお客さま> とさでん交通 路面電車「高知城前」下車 徒歩3分 ※JR高知駅からは「はりまや橋」で乗換となります。
注意事項
・高知城及び高知公園内には階段や段差があります。また、文化財保護法等に基づき、公園内には未舗装道路が多く、建造物内のスロープ等はございません。
・泥酔等の来場者の迷惑となる場合や、開催の危害や支障を及ぼす可能性がある場合は来場をお断りします。
・悪天候等の場合は開催を中止する場合があります。
アーティスト
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チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

主催

チームラボ 高知城 光の祭 実行委員会