チームラボ 偕楽園 光の祭 2022 | teamLab / チームラボ

チームラボ 偕楽園 光の祭

偕楽園は、国の史跡及び名勝に指定された江戸後期(1842年)の借景式庭園で、金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつ。2022年に、開園180年を迎えます。
庭園には約100品種、3,000本の梅が植えられ、梅の名所として広く知られています。 様々な品種があるため、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長期間にわたり梅が咲き渡り、「水戸の梅まつり」が120年以上に渡って開催されています。

チームラボは、「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行っています。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、自然を破壊することなく「自然そのものが自然のままアートになる」というプロジェクトです。

人間は、自分の人生より長い時間を認知できないのではないか、つまり、長い時間の連続性に対する認知の境界があるのではないかと考えています。
長い年月をかけて自然がつくる形や、長く続いてきた人と自然との営みによる造形、その形こそが、長い時間を知覚できる形そのものであると考え、それらを使うことで、長い時間の連続性に対する認知の境界に対する模索をしたいと思っています。

「チームラボ 偕楽園 光の祭」は、時期によって様々な種類の梅が変わりながら咲き渡る春の偕楽園を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変えます。

作品

増殖する生命の巨木 - 太郎杉 / Ever Blossoming Life Tree - Giant Taro Cedar

樹齢約800年と言われている巨木(樹高約35m、根本の周囲約17.2m)に、花々が永遠に咲いては散っていく。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り変化していく。花々は生まれ、咲き、やがては散って死んでいく。つまり、花々は誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。 
江戸後期(1842年)に造られた偕楽園の大杉森は、全く知覚できないほどのゆっくりとした時間の流れで日々変化し、そして、それを毎年繰り返しながら、果てしない長い時間が積みあがった空間である。巨木は、造園よりはるか前からここにあった木である。そして、この生と死を繰り返す花々も、また異なる時間の流れを持つ。ここでは様々な時空が交差し重なり合う。
自分という存在は、圧倒的な時間の長さの、永遠に繰り返されてきた生命の生と死の連続性の上にある。しかし、日常では、なかなかそれを知覚することが難しい。人間は自分の人生より長い時間を認知できないのだろう。時間の連続性に対して、認知の境界があるのだ。
圧倒的長い年月をかけて形作られた巨木に、花々の誕生と死滅が永遠に繰り返された時、長い時間の連続性に対する認知の境界を超えて、長い時間の生命の連続性の上に我々が存在することを表現できるのではないかと考えたのだ。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

増殖する生命の倒木 - 次郎杉 / Ever Blossoming Life Tree - Fallen Jiro Cedar

かつての大型台風(1964年)で倒木となった大木の幹の内側の腐り落ちた空洞に、花々が永遠に咲いては散っていく。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り変化していく。花々は生まれ、咲き、やがては散って死んでいく。つまり、花々は誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。 
江戸後期(1842年)に造られた偕楽園の大杉森は、知覚できないほどのゆっくりとした時間の流れで日々変化し、そして、それを毎年繰り返しながら、果てしない長い時間が積みあがった空間である。倒木される前の大木は、おそらく造園前からここにあった木であろう。倒木後は、崩れ落ちた空洞は、時間が止まったような時空である。そして、この生と死を繰り返す花々も、また異なる時間の流れを持つ。ここでは様々な時空が交差し重なり合う。
自分という存在は、圧倒的な時間の長さの、永遠に繰り返されてきた生命の生と死の連続性の上にある。しかし、日常では、なかなかそれを知覚することが難しい。人間は自分の人生より長い時間を認知できないのだろう。時間の連続性に対して、認知の境界があるのだ。
圧倒的長い年月をかけて形作られた倒木の空洞に、花々の誕生と死滅が永遠に繰り返された時、長い時間の連続性に対する認知の境界を超えて、長い時間の生命の連続性の上に我々が存在することを表現できるのではないかと考えたのだ。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

来場案内

お知らせ

ご来場の前に
・会場内は、階段や段差、未舗装の場所があり、足元も暗くなっております。スニーカーなど、歩きやすい靴でご来場いただくことをおすすめいたします。
なお、杖などの歩行補助具を利用しての通行は危険を伴いますので、高齢者の方やお体の不自由な方は十分にご留意の上、ご来場ください。
また、お体の不自由な方や車椅子・ベビーカー等での観覧ができないエリアがございますことをあらかじめご了承ください。

・悪天候等の場合は開催を中止する場合があります。

・ご入園の際、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、下記のご協力をお願いいたします。
 - マスク着用
 - 検温
 - 手指消毒
 - 接触確認システム「いばらきアマビエちゃん」登録
 - ソーシャルディスタンスの確保

当日券について
会期中は当日券を毎日販売いたします。
販売は、「吐玉泉料金所」の1か所のみで、19:00頃から行う予定です。
なお、枚数には限りがございますので、あらかじめご了承ください。
当日券販売について、万が一変更がある場合には、本ウェブサイト等にてご案内させていただきます。

会場情報

チームラボ 偕楽園 光の祭 2022

会期

2022.2.01(火) - 4.03(日)

開館時間

18:00~20:30(最終入場20:00)

アクセス

住所

偕楽園 東門・吐玉泉料金所
茨城県水戸市常磐町1丁目
※本展覧会には、東門吐玉泉料金所の2箇所の出入り口があります。会期中、表門・南門は閉門しておりますので、ご注意ください。
車で
常磐自動車道 水戸I.Cより約20分 北関東自動車道 茨城町東I.Cより約20分 北関東自動車道 水戸南I.Cより約20分 ※梅まつり期間中は、駐車場及び周辺の道路が大変混雑しますので、公共交通機関をご利用ください。
電車で
JR常磐線 水戸駅北口より偕楽園行きバスで約20分
バスで
「偕楽園東門」停留所降車→東門まで徒歩約3分 「偕楽園前」停留所降車→東門まで徒歩約3分 「偕楽園」停留所(終点)降車→東門まで徒歩約5分 「千波湖」停留所降車→東門まで徒歩約10分

お問い合わせ

電話番号

LuckyFM 茨城放送 イベント事業部
029-243-4111(平日10:00~17:30)

チケットについて

LuckyFM 茨城放送 イベント事業部
029-243-4111(平日10:00~17:30)
またはこちらのフォームよりお問い合わせください。

取材について

こちらのフォームよりお問い合わせください。

注意事項

・会場内には階段や段差があり、未舗装の場所もあります。お体の不自由な方や車椅子、ベビーカー等での観覧ができないエリアがありますことをご了承ください。
・悪天候等の場合は開催を中止する場合があります。
・本展覧会には、東門・吐玉泉料金所の2箇所の出入り口があります。一周回って、同じ門まで戻ってきてください。もうひとつの門から出ると、全作品観れないので、ご注意ください。
・園内での飲食はお断りしております。
アーティスト
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チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.

主催

LuckyFM 茨城放送

「チームラボ 偕楽園 光の祭」が昨年に引き続き、LuckyFM 茨城放送の主催のもと、今年も日本三名園のひとつである偕楽園を舞台に開催できますこと、大変うれしく思います。
昨年は茨城県民の方を中心に12万3,000人もの方にご来園いただきました。
今年は会期を2~3月の2か月に拡大します。会期中には「水戸の梅まつり」も開催されます。この機会にぜひ多くの方に偕楽園へお越しいただき、偕楽園の新たな魅力を発見していただければ幸いです。
いまだコロナ禍が続いておりますが、会期中は新型コロナ対策を徹底し、安心してご来園いただけるよう努めてまいります。
「チームラボ 偕楽園 光の祭」が地域の活性化や観光誘客と結び付き、水戸・茨城がさらに盛り上がることを願っております。
皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。
LuckyFM 茨城放送 代表取締役社長 阿部重典

後援

茨城県 水戸市 茨城県観光物産協会

協力

キレイキレイ