コンピュータ上の空間に1900年のパリ万博の会場となったグラン・パレ(Grand Palais)を仮想の三次元空間に再現し、コンピュータ上でGrand Palaisに水を落下させ、水の動きを物理計算し、滝をシミュレーションする。その滝を、実際のグラン・パレにプロジェクションマッピングした。
水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合で滝を描いている。そして、三次元空間上に立体的に描かれた滝を、我々が考える「超主観空間」によって映像作品にしている。