本作は、直径15mの光の円形リンクと、光の点の集合でできた高さ20mにあるシリンダー(直径7m高さ14m)から構成されている。
スマートフォンなどからメッセージを送り、人々がリンクに立つと、人々から書が生まれ、空間に描く書『空書』となってリンクに立体的に、そのメッセージが描かれていく。そして、描かれていく書の筆跡に合わせて、生命が生まれていく。
また、上空のシリンダーには、人々の存在によってリンクに生まれた空書のメッセージが、そのままの筆跡で光でできた立体物として創られていく。
『空書』とは、チームラボが設立以来取り組んでいる空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。