紙に飛行機、チョウやタカの絵を描く。すると、描いた絵が立体で出現し、目の前の世界に飛び立つ。飛び回る飛行機、チョウやタカに触ると、加速したり、逃げたりする。

タブレットでは、自分が描いた飛行機、チョウやタカを、それぞれの視点で操縦することができる。

チョウは、水平方向に344度、垂直方向に約360度の視野を持っているため、タブレットでは、目の前の景色だけでなく、横や後ろの方まで含んだ視野で操縦する。

タカは、同時に2つのものをはっきりと見ることができ、前を見て飛んでいるにもかかわらず、地上の小動物を見ることができる。タブレットでは、ズームしたい場所をタップすると、その場所が大きく見える。

すべての生物は、それぞれが持つ知覚によってのみ世界を理解している。つまり、生き物によって、世界の見え方は違う。そのように各々の知覚によって構築された世界を環世界という。