仮想の三次元空間に人工衛星「だいち2号」(ALOS-2)を立体的に再現し、質量を持った人工衛星の重力によって引き込まれていく水をシミュレーションし、滝を描いている。その滝を「だいち2号」実物大模型にプロジェクションマッピングしている。
水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。人工衛星にぶつかり跳ねあがった水の粒子は、人工衛星の周りを衛星し、蒸発し消えて行く。そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合で滝を描いている。仮想の三次元空間に立体的に描かれた滝を、我々が考える「超主観空間」によって映像作品にしている。