凍結された透明の生命 / Frozen Transparent Life
teamLab, 2024, Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
空間「凍結された透明」で生と死を永遠と繰り返す。他の作品が空間「凍結された透明」に入ると死滅し、何もいなくなればまた生まれてくる。
カメラで瞬間をとらえると明確に平面的である絵画だが、肉眼ではガラスの中の彫刻のように立体的な存在として認識する。人間は、動的な身体で、連続的な時間を含有して世界を認識しているのだ。
現実空間であるこの作品空間は作品世界に包まれ、一方で、作品世界は現実空間を取り込み、作品世界と現実空間の境界は曖昧で一体である。
鑑賞者が作品空間にいる時、他者が作品空間外から見る作品空間と、鑑賞者が作品空間内で見る作品世界は、同等になる。
つまり、鑑賞者が作品世界を見た時、もしくは、鑑賞者が他者に見られた時、現実の作品空間も鑑賞者も、作品世界の中に存在する。