格子状の巨塊(高さ約15m、 幅約38m)に、花々が永遠に咲いては散っていく。1時間を通して1年間の花々が咲いては散り、変化していく。
花は生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、消えていく。つまり、花は誕生と死滅を、永遠に繰り返し続ける。
人々が近づいて動きまわると花々は散っていき、近づいてじっとしていると花々は普段より多く生まれる。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は2度と見ることができない。