上海にあるチームラボボーダレスの世界の中を浮遊する巨石。巨石は上海のチームラボボーダレスの通路を浮遊し壁の中にめり込んでいく。そして、ミュージアムという物理空間をも超えて、この展覧会の空間に、めり込んだ分だけ壁から姿を表す。
この空間の壁から顔を出した巨石に人々が手を近づけると、巨石は青く光る。その光は、上海の壁にめり込んでいる巨石まで流れていく。上海でめり込んでいる巨石に人々が触れると、巨石は赤く光り、その光は、こちら側の巨石まで流れ込んでくる。巨石に赤い光が流れ込んだ時、それは、上海で誰かが、巨石の反対部分に触れているということだ。