こびとが住まう奏でる壁 / A Musical Wall where Little People Live
teamLab, 2017-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
こびとが住まう奏でる壁 / A Musical Wall where Little People Live
teamLab, 2017-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
この壁は、こびとたちが住んでいる奏でる壁。
こびとたちは壁の中を走り回っていて、こちらには気づかない。
しかし、キノコや牛小屋、長い氷の棒などいろいろな形のスタンプを壁にくっつけると、スタンプが、こびとたちの世界に出現する。こびとたちはそれらに気が付いて、飛び乗ってくる。
スタンプの種類によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。スタンプを外すと、こびとの世界に出現したスタンプがこびとの世界にしばらく残る。
様々な種類のスタンプをくっつけていくことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
壁の上からは、ニコニコの種が落ちてくる。ニコニコの種がスタンプに当たると、スタンプの種類によって、いろいろな音色を奏でる。そしてスタンプの出現した壁の高さによって、その音色は音の高さが変わる。
様々なスタンプによって、壁は音楽を奏ではじめる。
作品の背景
運動の3法則
この世界にあるモノの動きは、3つの法則にもとづいて、説明することができます。
慣性の法則
モノは、外から別の力を加えられない限り、そのままの状態であろうとします。
たとえば、止まっている電車に乗っていて、急に電車が動きだしたとき、あなたは止まり続けようとするので、電車が進む方向の後ろの方に引っぱられます。動いている電車が急に止まると、あなたはそれまで電車が進んでいた方向に進み続けようとするので、電車が進んでいた方向に引っぱられます。
運動の法則
モノは、外から別の力が加えられると、その新しい力の方向に向かって、動き出します。どれくらい動くかは、加えられた力の大きさや、モノの重さによって変わります。
たとえば、重たいものを押して動かそうとするためには、強い力が必要です。重いボールと軽いボールをはね返そうとすると、同じ力でも、軽いボールの方が、より遠くまで押し返すことができます。
作用・反作用の法則
モノは、力を加えると、必ず同じ強さで逆向きの力が返ってきます。
たとえば、あなたが壁を押すと、押したときと同じ強さの力が、壁から返ってきます。
遊び方
1
こびとたちは壁の中を走り回っている。2
キノコや牛小屋、長い氷の棒などのスタンプを壁につけるとこびとは、跳ねたり、乗ったり、滑ったり、様々なアクションをする。3
壁の上の方からニコニコの種が落ちてきて、キノコなどにあたって様々な音を奏でる。