動的な身体 / Body Active Perception

2014

身体が動的な状態でのアートの身体的知覚

多くのアートは、身体が静的な状態で知覚される。つまり、人々は、身体を忘れた状態で、頭だけでアートを認識する。美術館の中では、踊ったり走ったりしながら作品を認識している人もいなければ、食べながら鑑賞している人もいない。
しかし、人間は、歩き回りながら世界を理解し、踊ることで心を拡張し、食べることで生きていることを認識する。人間はもっと身体で世界を捉え、身体で考えている。
鑑賞者の身体を止めることなく、身体が動的な状態で作品世界を認識すること、つまり、身体的知覚体験を模索する。