Spatial Objects

2015

独立したエレメントは、ネットワークなどにつながることによって、集団としてふるまい、ひとつの作品になる。エレメントが物理的に移動したとしても、集団としてのふるまいが維持される限り、ひとつの作品として認識され続ける。つまり、ひとつの作品の構成要素であるエレメントは、集団としてのふるまいが維持される限り、エレメントの物理的な位置は自由となる。

エレメント同士の密度が上がれば、集団としてふるまうエレメントは、ひとつの立体物として認識される。そして、その構成要素であるエレメントの物理的な位置は自由であるため、人は、立体物として認識したまま、その立体物の中に入っていくことができる。